薬剤耐性菌で死亡

福岡県の久留米大病院が、高度救命救急センターなどで10月以降、抗菌薬の効かない耐性菌に4人が感染し発症、その中の1人が死亡したと発表しましたね。

感染した菌は、抗生物質に耐性のある「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)」で、感染した場合の致死率は40~50%といいますから、かなり深刻です。


このカルバペネム系抗生物質は、「あらゆる細菌に対して効果を示す」という特性から、重篤な感染症の治療薬として最後の切り札とされているのですが、ここ数年前から治療の失敗が報告されています。


従来、インドなどのアジア諸国への渡航歴があり、現地で医療機関を受診したことがある患者から大腸菌が検出されることはあったのですが、日本国内での検出例が少ないため、これまで認知度が低かったのですが、アメリカでは、感染症の専門家たちが「悪夢の耐性菌」と呼んで警告を促していました。

しかし院内感染してしまうのであれば、予防対策が難しくなってきますね。




yakuproplus's Ownd

ヤクプロは福岡県の薬剤師専門の求人・転職をサポートするサイト

0コメント

  • 1000 / 1000